『old honey』原まり奈 昔の恋人と古い蜂蜜の共通点。 -第2話- / U-29クリエイターズファイル

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連載企画「U-29クリエイターズファイル」

各方面において自身のクリエイションを発信する20代の若きクリエイター達を紹介する企画。

若くして活躍するクリエイター達は何に影響を受け、これからどんな未来を見据えているのだろうかか。その真相とクリエイションの源泉に迫る。

今回ご紹介するのは、現在23歳。ファッションブランド『old honey』のデザイナーである『原 まり奈』氏に話を伺った。

第一話の記事はこちら

 

若手デザイナーの登竜門『AFC』にて入賞。NYへ

在学中にリメイクブランドとして『old hoeny』をスタートさせましたが、やっぱり本格的にしっかり服作りを学びたくてスタイリスト科を卒業後、『バンタンデザイン研究所:「X-SEED」』に進みました。そして『X-SEED』に進んだ年の10月に、バンタンとパルコが主催する『AFC(Asia Fashion Collection )』に出場したんです。
 

Asia Fashion Collection(AFC)
2013年にスタートしたAsia Fashion Collection(AFC) は、アジアのファッション産業のさらなる発展を目指し、アジア各国機構と連携しアジアの若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト。日本をはじめとするアジアの若手デザイナーがNYコレクションでのランウェイデビューをかけて競い合うコンペティションの要素と、その後に東京やアジアのファッションイベントに参加する機会の提供や、現役プロによるブランド独立のための実践的な指導などを通じてデザイナーの成長を促進するインキュべーションの要素を兼ね備えている

その時のテーマは「オペラ座の怪人」です。

ファッションショーは、スタイリスト科の時にもショーはやっていたんですけど、全てを自分の世界観で作るということは初めて、今思うとその時の作業はすごく荒かったです。(笑)

最初のブック審査は、作る過程を見せるのが苦手だった私にとっては一番大変なことでしたね。

映画を見ながら噛み砕いて、ブックを作っていました。

最初のブック審査、そして2次審査のトワル審査を終えて、最終審査のファッションショーまで進みました。

ショーは最終審査に残った8ブランドほどで行われ、韓国、香港の代表ブランドのショーも行われました。

NYコレクションに参加できるのはその中から3ブランドのみ、その3ブランドに『old honey』が選ばれたんです。

入賞した時はほんとにドラマみたいでした。
 

審査会でプレゼンテーションを行う様子
出典:http://www.dreamnews.jp/press/0000103685/

AFCの反響。NYコレクション、人気ドラマへの衣装提供

10月にAFCを終え、2月にNYコレクションで2016AWの作品を発表しました。

ショーはアジアファッションコレクションというくくりで、香港だったりの他のアジアの国からのデザイナーさんも含めたものでした。

実際に見ている人がどういう反応をしているのかわからりませんが、感じたのは、なにより日本とはショーの裏側が全く違いましたね。

飛び交う言葉が違うことも含め「本場!」って思って(笑)

AFC終わってからは、NHKのドキュメンタリー番組『明日はどっちだ』で密着していただいたり、沢尻エリカさん主演のドラマ『ファーストクラス』に衣装提供したりと、ブランドを知ってもらう機会が増えました。

ファーストクラスでは『Tatsuko yano japan』というブランドがドラマの中にでてくるんですけど、そのブランドの服は全て『old honey』の服を使っていただきました。

しかも凄くいいシーンで使用していただけてとても嬉しかったです。

沢尻さんが皆に声かけて改めて服作るよーって時にプレゼンでバーって前に並べた服が全て『old honey』の服だったんです。いい使われ方だったなって今でも思います。

クレジットにも乗っていて、とても嬉しかったです。
 

出典:https://prcm.jp/list/ファーストクラス?page=49

アトリエ成遂寺の誕生

今、使ってるアトリエはパルコさんによるクラウドファウンディングの『BOOSTER(ブースター)』さんにお声がけいただきました。クラウドファンディングで資金を集めて作りました。

コンセプトはお寺。「成し遂げる寺」と書いて成遂寺なんです。

若手デザイナーが切磋琢磨して、ここからスタートできるような修行寺というコンセプトです。石畳があったり、色は白を基調としています。

アトリエ製作は全て自分たちでやりました。内装も、知り合いの大工さんに入ってもらって全部塗ったりもしました。結構大変でしたね(笑)

でも、やってみて「あ、なるほどな」って思ったことが多かったです。自分の店を持つとしたらこういう風にできるんだなって。
 

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