【21Questions】日本という世界をフォトグラファー・Marcel Castenmillerが独自のフィルターを通して繊細に表現

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ファッション、アート、音楽、、
華やかで、人々を魅了する様々なカルチャーを愛し、それを仕事とする人々。
そんな現場を知るリアルな人たちに21の質問をぶつけた企画【21Questions】。

今回は、フォトグラファー兼モデル、Marcel Castenmillerさんへ聞いた21の質問をご紹介。
NYと東京を行き来する彼。日本という世界を独自のフィルターを通して何とも繊細に表現していく。

Q 1.名前を教えてください。
 

A、Marcel Castenmiller(マーセル・キャステンミラー)

Q 2.何歳ですか?
 

A、30

Q 3.出身はどこですか?
 

A、ブリティッシュコロンビア州の【ポートムーディ】

Q 4.普段はなにをしていますか?
 

A、主にフォトグラファーの仕事をしているけど、モデルとしても知られているよ。
日本には旅行で何度も行っているんだ。

Q 5.なぜフォトグラファーの道へ?
 

A、家族とのバカンス中に、両親がカメラで写真を撮っていることにとても興味を持ったんだ。
最初は、使い捨てカメラで撮影していたんだけど、その後高校で写真コースを選んで自分用のカメラを持つようになった。

Q 6.NYと東京で主に活動していますね。
 

A、僕は、今ニューヨークに住んでいるけど、去年の2016年には6ヶ月間を東京で過ごした。
日本に滞在していた時はあまり仕事をしたわけではないけれど、その代わり個人的な作品をたくさん撮ったよ。
僕はみんなにどちらの街でも活躍していきたいという事を知ってほしいんだ。

Q 7.今後また東京へ戻る予定はありますか?
 

A、千歳烏山にヶ月過ごした後にニューヨークに戻ったんだ。
今年はニューヨークでの仕事を終わらせてから、来年2018年にはまた東京へ戻ろうと思う。
次回は1年くらいはいたいかな。

Q 8.写真に関しての質問ですが、普段はどういった写真を撮っていますか?
 

A、あまり制限はしていないけど、個人個人をポートレートしたスナップ写真や風景、その人の個人的な特別な瞬間を撮るのが好き。
今、ファッションフォトグラファーとして活躍もしているけど、その中にも自分自身のスタイルを入れた撮り方にしている。

Q 9.カメラへのこだわりはありますか?
 

A、利用できるカメラはなんでも使うよ。
毎年違う種類のカメラを持っていると思う。
今は、ニューヨークで、一日中外で過ごすなら、【Ricoh】をつかみ取って写真を撮りに行く。
東京では、この冬は【Pentax KX】と【Contax TVSIII】を持ち歩いていたよ。

Q 10.Marcelさんにとっての「写真」の魅力とは?
 

A、誰しもが人生とは美しいものだと思ってるし、この惑星も自然もすばらしい…
しかしそれと逆に、汚染、犯罪、戦争、死など悲しいこともたくさんある。
僕はそれらも別に悪いことだと思ったことはなかったんだ。
なぜなら、それはただの観点の問題だから。
汚い都会の道であろうと、森の美しい小川であろうと、僕は世界中の全てのことを撮って、そしてそれを美しいものとして見せていきたい。

Q 11.日本に初めて来た時の印象を覚えていますか?
 

A、僕が初めて日本に訪れたのは、2010年にモデルの仕事だった。
その時の日々はとても楽しんだし、この国がどれだけユニークで特別かも知っていたけど、
でもその頃、日本が本当はどのように動いているか理解するのには若すぎた。
だから今はもっとこの国に夢中になるし、日本産業のクアリティーの高さを知っているから、より多くの日本の食べ物や伝統を伝えていきたいと思う。

学べば学ぶほど、楽しい。

Q 12.Marcelさんにとっての日本や人々の魅力とは何でしょうか?
 

A、経験や文化は国の動き方に大きな影響を与える。
僕は日本の文化から生まれる、どんな小さい事でも、静けさや無など尊敬するよ。
北アメリカはかなりの資本主義社会で、僕は自分がほしいものがあるなら、たくさんお金を稼ぐ必要があると考えながら育ったんだ。
でも後にそんなこと必要ない、美味しい食べ物と、好きな服、ハッピーだけがあればいいんだと気付いた。

Q 13.日本で苦労した経験はありますか?
 

A、どこに住むにも、必ず苦労は付き物。
時にそれこそ面白いと思えるし、どのように日本が動いているのか学ぶことにトライするのも楽しい。
僕は日本以外の友だちに、日本に行く前に知っておくべき沢山ことを伝えなくてはならない。
例えば、温泉に行く時は長い髪を湯につかないようにするという事もタオルを持ったまま温泉に入ってはいけないことを知らなかったからね。
何のためにこのタオルは使われるのかって思ってた。
でもたまにとてつもない困難を味わうこともある。
例えば、他の人が言ったことを間違えた意味合いで受け取った時。
アメリカ英語だけでしか意味がないスラングなどを言った時に、相手には侮辱しているような意味で届いてしまったり。

Q 14.日々、様々な人々との出逢いがあえいますが、大切にしていることはありますか?
 

A、僕は日々たくさんの人々と会うよ。
それはニューヨークの一面でもあるし、手放したくないこと。
自分と同じ畑の人々と知り合いになることはとても大切だと思うよ。
僕の多くの友人たちはフォトグラファーだし、お互いに全く違う写真の撮り方をするから影響し合える。
あとはミュージシャンや画家、パフォーマンスアーティストなどのグループもいるよ。
出世ではなく、ネットワークがとても大切だと思う。

Q 15.日本でお気に入りの場所はありますか?
 

A、まだまだ見ることがたくさんあるけど、今は僕にとって「時間」という場所が好きなんだ。
サクラが咲く3月、4月はお気に入り。
きっとどこに行っても美しい。
もし花見の時期に日本にいれるなら、鎌倉で見たいな。

Q 16.モデル業でも活躍していますね。
 

A、うん、でも好きな仕事ではないんだ。
でもモデルの仕事をしていればお金がもらえるからさ。
僕はカナダ市民のためニューヨークに6ヶ月以上滞在するには、米国ビザが必要なんだ。
最初は、モデルの仕事のみしていたんだけど、モデルになろうなんて思ったことはないよ。

Q 17.では逆にどんな時に自分を撮られて嬉しいですか?
 

A、でも僕は、Steven Meisel、Mario Sorrenti、Richard Kernのような素晴らしいフォトグラファーを知っているし、彼らの作品を見るのはとても感動する。
だからもし、僕のようなフォトグラファーの友人たちが僕の写真を撮りたいというなら、それは別でとても嬉しいことなんだ。

Q 18.現在のファッションをどのように見ていますか?
 

A、あまりファッションについては知らないのだけれど、デザイナーたち自体が彼らのスタイルを変えすぎているし、それをお互いにコピーしていることにとても退屈に思うよ。

Q 19.SNSなどで注目している人はいますか?
 

A、 【Leo Berne @leo_berne】、【Kasai Chikashi @chikashikasai】、それと【Yoshikazu Aizawa @aizawa_yo】。
彼らの作品は大好き。

Q 20.世界中でとても不公平な社会がまだありますが、その中で今注目されている「ジェンダーフリー」についてどう思いますか?
 

A、このことについてあまり知らないんだ。
でも僕は世界の平等を信じているけど、自分自身の性別に問題を抱えている人とは出逢ったことがない。
僕の全ての友だちは、男の子みたいな女の子とか、女の子みたいな男の子など、レベルなんて気にせずみんな自分の好きなことをやっているよ。
僕たちは何も証明することなんてしなくていいんだ。
大都市で若い子たちが何か物事を行う時、もっとダイレクトだし、個々の「ラベル」なんて必要としないし、このことを世界はもっと理解してくれたらいいのに。
言葉よりもずっと大切なことは、「行動」さ。
時々、誰かが「あの人、男なの?女なの?」という質問を耳にするけど、彼らは彼らなんだからそんな事聞く必要ないと思うね。

Q 21.最後に、今後のプロジェクトや何かメッセージがあればお願いします。
 

A、僕は常に新しいプロジェクトがあるけど、具体的になるまでは発表しないんだ。
僕のライフスタイルも作品も、明確なメッセージは表現しない。
でも、もし僕が僕たち人間にメッセージを送るとしたら、悪意でない限り、自分が正しいと感じることをすること。
自分自身を平和に保ち、心のペースを上げたり下げたりできる、特別な「やり方」や「作り方」を見つけ出して。

繊細な心を持つ日本人だが、そこへ何度も訪れるMarcelの持つ目はさらに繊細さを持つ。
その目で心で見た日本をカメラを通して表現していく彼の作品たち。
彼の写真から、また私たちは自分たちの生きるこの国の良さや文化を見直すことができる。

https://www.instagram.com/marcel_castenmiller/

MarcelさんのInstagram:marcel_castenmiller
ホームページ:http://marcelcastenmiller.com

 

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