【21Questions】魂の宿った絢爛豪華な世界を作り出すヘッドピースデザイナー、津野青嵐

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今回は、ヘッドピースデザイナー、津野青嵐さんへ聞いた21の質問を紹介。

 

一際、圧倒的な存在感を放つ巨大なヘッドピースに奇抜なメイクアップ。毒々しくそして華麗な様。どんな人物も「津野青嵐」の奇妙で非現実的な世界へ引きづり込まれていく。そんな看護婦として働きながらファッションスクールと魂の宿った作品作りを両立させる彼女の素顔に迫る。

 

Q 1.お名前を教えて下さい。

 

A、津野青嵐です。

 

Q 2.何歳ですか?

 

A、26歳です。

 

Q 3.普段は何をしていますか?

 

A、精神科病院で看護師として働きながらヘッドピースをメインにした制作活動を行なっています。

 

Q 4.自分の趣味であったファッションに取り込んでいたアイテムたちが、今ではお仕事として役立っているとのことですが、ファッションを好きになったきっかけは何でしたか?

 

A、Alexander McQueen 2009 AW

 

Q 5.青嵐さんの作り出す作品の数々や青嵐さん自身も奇抜で異次元の香りがしますね。ちなみに幼少期の青嵐さんについて教えてください。

 

A、6歳まで長野の小さな村で祖父母に育てられました。東京で働く父が送ってくれた怖めの日本人形と、祖父が与えてくれた油粘土だけが遊び道具で、ドールハウスを持ってる周りの子供たちに負い目を感じてました。

 

Q 6.独特の世界観を持った青嵐さんですが、自分自身に大きな影響を与えることとは何でしょうか?

 

A、いいなぁと感じるものも、影響受けることも多すぎてこれといって定まりません。ファッションや美術作品はもちろん、未解決事件などの不気味な殺人事件、祖母と祖母の肉体と皮膚、若者文化、ディープスポット、70年代の国内外のカルチャー全般、精神科の患者さんの人間性と生活スタイル、精神科に関わるスタッフの考え方とか…

 

Q 7.大学時代は、画家になる夢をお持ちになっていましたね。どういった画を描いていましたか?特に思い入れのある作品があればお願いします。

 

A、

 

 

 

 

Q 8.幻想的な空間を作り上げるヘッドピースや衣装作品の数々が印象的ですね。作品制作にはどういったこだわりがありますか?

 

A、人の人生を変えてみせるという思いで作る。

 

Q 9.様々なジャンルの方から依頼を受けてオーダーメイドで作っているわけですが、どのように分野の違う方々の特色とその中に「津野青嵐」という色を落とし込んでいますか?

 

A、どうにかして私なりの品を残したいと切磋琢磨してます。

 

Q 10.初めての制作のことを覚えていますか?

 

A、仮装関係ではじめて制作をしたのは、パーティに行きたくておめかしをしようと思ったのがきっかけだったような。太りすぎていたので、装いに対する捉え方を痩せてる人と同じにしたら惨めすぎると思いました。

 

まず頭のサイズを実際の3倍くらいにする事で肩幅が小さく見えることを発見して取り組みました。そして1番太りが現れる二重顎は、黒い布を貼って隠せば話が早いことも発見。メイクも白塗りにすれば顔面を白紙に戻してやりなおせると思いました。それで大きいヘッドピースに黒い布で顎を隠して奇抜なメイクをするというスタイルが生まれました。お気の毒でした。

 

Q 11.今まで数々の作品を作り出してきましたが、その中でも特に印象に残った作品はありますか?

 

A、赤提灯の作品です。撮影自体が夢を見てるようなひと時でした。

 

 

photo:髙澤哲平 model:ババロア

 

Q 12.自分ではない他の誰かを素敵にしていくことを基本に作品作りをしていますが、作品と自分自身ではどうのような向き合い方をしていますか?

 

A、自分をいくらメイクして飾り付けても自分の中で完結してしまっていたのですが、モデルさんのために作るようになってからは自分の作品にモデル本来の魅力が合わさって想像と違った仕上がりになるので、それを楽しみながら作っています。

 

Q 13.Instagramでは、青嵐さんの祖母様との日々が度々アップされていますが、お二人の特別な関係とは何でしょうか?

 

A、この世で1番わたしを愛してくれます。わたしも祖母を1番愛しています。祖母の存在全てが愛おしく、肉体や皮膚の柄までも全てがたまらないんです。可能ならずっと撫り続けていたい。

 

 

 

Q 14.作品作りをする際はどういった環境作りをしていますか?

 

A、広くて天井が高いアトリエでおしゃれな曲をかけながら優雅に制作するのが理想ですが、実際は汚い自宅で部屋の狭さにイライラしながらクーラーがんがんかけて、未解決事件系のドキュメンタリーを流しながら作ってます。作品と事件のこと以外は何も気にせず手を動かせるのが1番いいです。

 

Q 15.もともと独自のファッションを貫いてきた青嵐さんですが、あえて今ファッションスクールに通おうと思ったきっかけを教えてください。

 

A、今迄看護大学しか出ておらず、1度自分がやりたい分野の教育を受けたいと思ったのがきっかけです。尊敬する先生や仲間がいる環境で学ぶ楽しさと苦しみをこの歳になってはじめて感じながら通ってます。

 

Q 16.今までのご活躍の中で、自分の中で新たな発見や変化はありましたか?

 

A、原宿にいる白塗りのヤバい人から、ヘッドピースのデザイナーとして見てもらえるようになったのは大きな変化です。

 

Q 17.青嵐さんのファッションスタイルについて教えてください。

 

A、太りすぎて腕に亀裂ができていて、それを隠せるスタイルを心がけています。

 

Q 18.お持ちのアイテムでお気に入りのものはありますか?

 

A、祖母の皮膚のスクラップ

 

 

 

Q 19.今後の目標はありますか?

 

A、津野青嵐をブランド化して世界を舞台にぶちかましていく。

 

Q 20.「津野青嵐」を作っていく要素とは何でしょうか?

 

A、美味しい御飯、刺激的な環境、祖母の深い愛

 

Q 21.最後に、青嵐さんのライフスタイルを通してメッセージをお願いします。

 

A、10/22 シブカル祭ではじめてファッションショーをします。渋谷パルコの工事現場でやります。
是非お越しください。
https://www.shibukaru.com/event/237/

 

まるで生と死の間を彷徨っている魂がこちらを覗き込んでいるような神秘的な作品の数々。日々、青嵐さんが受け続ける精神的、美学的な影響の一つ一つを練りこんでいくのだろう。彼女が作り出すなんとも艶やかで奇妙な世界は、猛毒を持っている花のように非常に優雅で綺麗だ。今月の10月22日に開催されるファッションショーも普段人が入れない場所でもあり、津野青嵐の世界にどっぷりと浸かることができるので非常に楽しみである。

 

津野青嵐さんのInstagram @tsunoshit

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