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夫婦として、ビジネスパートナーとして。新興ブランド「Nina Albu」を立ち上げた二人の魅力に迫る。

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今回は、ファッションブランドNina Albu(ニーナ・アルブ)を立ち上げた二人、Alina Chaykina(アリーナ・チェイキナ)さんとOleg Chaykin(オレグ・チェイキン)さんへインタビュー。

ビジネスパートナーそして若き夫婦でもある二人が立ち上げたロシア発の新興ブランド「Nina Albu」。

デザイナーであるAlinaが全てハンドメイドで手がける、クリエイティブ且つユニークで洗練されたシルエットを追い求めるデザインに既に新たな風を巻き起こす。実力派な二人の魅力に迫る。

 

Q1.お二人のお名前を教えてください。

 

A、Alina Chaykina(アリーナ・チェイキナ)とOleg Chaykin(オレグ・チェイキン)です。二人のブランド名は、【Nina Albu(ニーナ・アルブ)】です。

 

Q2.何歳ですか?

 

A、Alina:24歳。Oleg:25歳。

 

Q3.出身はどこですか?

 

A、Alina:シベリアにある小さな街のエニセイスク出身です。Oleg:ヴォルゴグラード出身です。二人ともロシアですが、出身はバラバラなんですよ。ちなみに、現在の拠点地はモスクワです。

 

Q4.普段は何をしていますか?

 

Alina:ほとんどの時間を私たちのブランドに費やしています。衣類のデザイン、それにあった生地やアクセサリーのリサーチ、縫製、撮影、マーケティングなど全てを担当しています。自分たちでも好きでやっていて複数のことを同時にこなしています。これは自分への挑戦でもあるので大変ですが、とても楽しいです。

 

Oleg:僕は、【Nina Albu】ブランドのCEOを務めています。コミュニケーション、オペレーション、ファイナンスなどビジネス面を主に担当しています。それ以外では、ロック/メタル音楽を作曲しています。過去にロシアとアメリカのバンドでギターを弾いたこともあり、現在は新しいプロジェクトに取り込み中です。

 

Q5.幼少期はどんな子でしたか?

 

A、私たちの持っている個性はとても似ていて、子供の頃は二人ともとても落ち着いていましたが好奇心だけは旺盛でした。お互い幼い頃からクリエイティブでしたし今もそれは変わりません。一つ違うことは、コンプレックスを隠さないように努力し今では自信がついたことです。私たちはとてもシャイでしたからね。

 

Model:Renata

 

Q6.どのようにファッションに出会いましたか?

 

A、Alina:ファッションというよりは、物心ついた頃から何かを作る創造的なことに興味がありました。常にデザイナーになるとは公言していましたが。私は自分の周りに美しい何かを作りたいと思っています。なぜそれがファッションという形になったかと言うと、一番に人間に近いクリエイティブなことだからです。人間は非常に複雑な生き物で、ファッションはくるくると変わり、流れも早く、新たな発見や驚きがたくさんあります。私はその流れに乗って行きたいですね。ファッションとは誰もが理解できる言語のようなものでもあり、一つの歴史でもあると思います。

 

Oleg:僕はファッションの世界に21歳の頃に興味を持ちました。その頃、僕はニューヨークでこの業界で既にモデルやフォトグラファーとして活躍していた友人たちと一緒に住んでいました。ファッションについて学んでいる途中にAlinaに出会い、更にその思いは強くなりましたね。僕は、日々服を着て成長しているのでこの業界は自分に合っているんだなと再認識できます。

 

Q7.ファッション界でのキャリアはどのようにスタートしましたか?

 

A、Alina:サンクトペテルブルクでファッションデザインの学士号を取得した後、すぐにテーラリングを始めました。大学の最後の数年間、いくつかのダンスシアタープロジェクトで衣装を作る仕事を得ました。そこでたくさんの経験を積んで、新しく何かを作り上げる自信に繋がりました。将来的には、ロシアだけでなく才能豊かなコンセプチュアル・ダンサー達とも一緒に仕事ができたらと思っています。彼らの作り出すものは本物の芸術です。

 

Oleg:僕はロシアの名門大学で外交官になるために真剣に勉強していました。しかし、卒業後は厳格で軍事的な外交の世界を知り自分には合わないと思い、思い切ってファッションの世界に切り替えました。僕はいつも独立したいという思いが強くて、自分でビジネスをすることを夢見ていましたね。Alinaに出会って、彼女の才能や自信から自分たちのブランドを確立できると確信しました。金融企業に務めながらブランド設立の投資のために働いていました。これが【Nina Albu】の始まりであり、僕にとってのファッションのキャリアをスタートさせたきっかけですね。

 

Q8.ちなみに、お二人はどのように知り合ったのですか?

 

A、サンクトペテルブルクの郊外へ友人たちと日帰り旅行に行った時に出会いました。

 

Q9.お二人のブランド【Nina Albu】について教えてください。

 

A、このブランドは、私たちのアイディアやバイブスを共有し、美しいアイテムを作り出し、また私自身のスキルを表現するものです。幼い頃から私たちはこういったクリエイティブなことを必要としていました。

作っているアイテムもそうですが、一番力を入れたのは撮影だと思います。誰かと共有する時、写真は対話を作るのにとても便利ですよね。ファッションやクリエイティブなことについて色々と学んだ後、どのように人々が共有したい情報源を広げていくのか分かって驚きました。

またファッション界では、一人一人のアーティストやデザイナーが自らの経験を加えた作品を作り出していて、どのように彼ら以上にユニークなものを作れるか日々試行錯誤しています。

 

 

 

Q10.ちなみに、ブランド名の由来は何ですか?

 

A、「Nina」はAlinaの女性の名前で一番好きだから、「Albu」は直感でNinaに続けても視覚的にも発音的にかっこいいと思ったからです。

 

Q11.どのように二人でブランドを始めることになったのですか?

 

A、出会った頃は、まだお互いに別々の街の大学で勉強していたんです。Alinaが大学卒業後、ダンサー達とのプロジェクトを終え、Olegのいるモスクワに移住しブランドを立ち上げることについて猛勉強しました。Olegが卒業して進路に悩んでいましたが、仕事を辞めてブランドをどう進めていくか具体的にして行きました。

 

Q12.日々、どういったことから影響を受けますか?

 

Alina:毎日チェックしている音楽やウェブのコンテンツ、外の天気や夫であるOlegとの関係、美味しい食べ物や良質な休憩など、これらは私にとってとても重要なことです。

 

Oleg:音楽ですね。常に聴いています。それからAlina、身内、友人たちとの関係は僕にとても影響を与えます。僕にとっての究極の支えであり、インスピレーションの源です。それから本を読むことですね。これは脳を鍛えるためのジムのようなものです。

 

Q13.制作中の空間作りはどのようにしていますか?

 

A、音楽は不可欠ですね。あとはハーブを焚いてそこにエッセンシャルオイルを入れたり。たまに曲のテンポが早すぎる時があるので、自分たちのムードが作れない時もあります。(笑)

 

 

Q14.ブランドの特色は何ですか?

 

A、日常的なアイテムを違った形で服に埋め込んでいます。例えば、多くのデザイナー達がカラビナをスタイリングの中に取り組んでいますが、私たちはそれをトップスまたはフード部分に使用します。世の中で既に使用されている備品やアイテムを使って、クリエイティブでユニークなシルエットを生み出します。

私たちのブランドの最も特徴的な部分で言えば、顧客の一人一人のサイズに合わせて全てハンドメイドで作ってることですね。ウェスト、ヒップ、バストのサイズを選択でき、個人に合ったサイズを作るシステムも備えています。

 

Q15.全てをハンドメイドで作っているのは、なぜですか?

 

A、ハンドメイドの場合、時間・細心の注意・知識・エネルギーが必要となってきます。この方法だと全ての生産サイクルを自分たちでコントロールすることが可能ですし、自分たちだけが品質管理もできます。

全て自分の手で作業すると言うことは、この仕事の価値を再確認することにも繋がるだけでなく、将来的に新しいパートナー達が加わった時に役立ちます。デザイナーとして自分の首を絞めているようにも見えますが、自分自身を成長させることに繋がります。

それに、自分で一着一着を縫うので、テーラーにどういう風に作りたいなど言う必要もなくなります。自分でサンプルを作っている最中に間違えた時、またそれも新しいデザインへと繋がるのです。

そういったことが重なり、今売り出しているアイテムはサンプルの時とシルエットが違うんです。ミスをしない限り自分で学ぶことができないなと思いますね。

 

 

 

Q16.お二人のモノづくりを通してのメッセージとは?

 

A、一言で具体的には言うのは難しいですが、私たちは常に自分自身を表現しようと努力しています。また他のデザイナーやアーティスト達、その他のことからも刺激を得たいと思っています。資本投資、巨大なチーム作り、生産ラインなどやることがたくさんあります。

一番のメッセージは、自分たちがやりたいことをする・できると言う自己効力感を伝えていくことです。恐れや迷いを持たないことが大切だと思います。

 

Q17.お二人にとってのファッションとは?

 

Alina:ファッションは私にとっての歴史であり自己表現です。私たち人類が更に進化していくにつれて自分たちの中で変化していき、そこにまた新たなファッションの歴史が刻ませるのだと思います。

Oleg:ビジネス的な部分を除けば、僕にとってファッションとは自由と独立です。この業界は自由に競争しているし、成功するかしないかは自分次第だと思います。それに自己表現や自由な発想ができるので自分達のブランドを通してとても解放されますね。

 

Q18.尊敬しているデザイナーはいますか?

 

Alina:私たちが作っているものとは全く関係はしていないのですが、私は常にデザイナーのテイストを変えるようにしています。最新のコレクションの中では、【Helmut Lang】のBra Purse(ブラパース)、また【Charlotte Knowled】は素晴らしいです。それから【Mowalol】、【Ground Zero】、【Hood By Air】、【Balenciaga】【Lucy Doyle】【Anna Zwick】も好きですね。

Oleg:僕は、妻であるAlinaのテイストを共有するようにしていますね。【Yohji Yamamoto】のメンズコレクションは欠かさずチェックしています。

 

Q19.お忙しい日々をお過ごしかと思いますが、オフの日はどのようにお過ごしですか?

 

A、Olegは音楽に取り組んでいます。Alinaは写真だけを集めたInstagramアカウント(@_dont_watch_this_)を管理しています。あとは、旅行したりお互いの両親に会いに行ったり。

 

Q20.今後の目標について教えてください。

 

A、メンズものも含めた新しいコレクションに取り組むことです。私たちのブランドはまだ始めたばかりの新興ブランドなので、たくさんやるべきことがあるし、ブランドのあらゆる側面をレベルアップさせていかなくてはなりません。

 

Q21.最後に、お二人のライフスタイルを通してメッセージをお願いします。

 

A、そうですね。自然や毎日のサイクルの中で楽しむこと、学ぶこと、お互いのフィーリングを理解し合うことです。難しいことですが、同時にシンプルなことです。人生のあらゆる課題を解決するのにつながる鍵になると思いますね。

 

 

ブランドを立ち上げてからまだ間もないのに関わらず、斬新なデザインセンスとクオリティーの高さから早くもニューウェーブを起こす二人。深い信頼関係を持つAlinaとOlegが二人三脚で作り出す独創的な世界観が溢れるアイテムが揃っている。

彼らの持つたくましい精神を感じることができるブランドだ。

 

Nina AlbuブランドInstagram @ninaalbu

ウェブサイトは、こちらから。

 

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